簡単に違いをいえば、 車検は一定期間ごとに国が行う検査で、定期点検整備は、クルマの健康状態を定期的にチェックし、必要に応じて整備を行うことです。
車検は、あくまでもその時点でのクルマの安全面や公害面が基準に適合しているかどうかを、テスターや目視などによって検査するもので、次の車検までの安全性が保障されているものではありません。 それに対して、定期点検整備は、クルマのトラブル防止や性能の維持を図るための予防整備であり、点検の結果、不具合箇所を整備します。
その際、部品の摩耗などにより近々不具合になる恐れがある箇所についても、故障が発生する前に整備をして、一定期間の安全性等を担保するものです。
トラブルのない快適なカーライフを楽しむためには、定期点検をきちんと受けて、安全性を確認し、悪い箇所は整備しておくことが大切なのです。
ユーザー車検とは、ユーザー自らが国の車検場に車を持ち込み、車検を受けるもので、 代行車検とはユーザーの皆さんに代わって、代行業者が車検を受けるというものです。
整備事業場では、定期点検および点検の結果、必要となった整備を実施し、安全面、公害防止面を十分に確認したうえで車検を受けるという違いがあります。 ユーザーにクルマの「保守管理責任」があるという観点からも、きちんと点検・整備を実施してから車検を受けることが望ましいといえます。
なお、整備事業場では、定期点検を実施したクルマには、整備保証をしておりますので、引き続き安心して車を使用できます。
車検の時に皆さんが整備工場に支払っているお金の7割位が税金や保険代です。まとめて整備工場に支払うのでそう感じるのではないでしょうか。
全国で行っている整備料金の調査結果では、整備費用は2年車検のクルマで、月額約2,000円位です。
たとえば携帯電話は、持っているだけで3,000円位かかりますよね。バスの定期券を買えば市内料金でも7,000〜8,000円位ではないでしょうか。「どこにでも自由に行け、自分の好きなときに利用できる自動車」と思えば決して高くはないと思いますがいかがでしょうか。